掲示板

2016年07月12日

献立紹介

【たちかまのバター焼き】北海道・利尻島

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たちかまは、スケソウダラの「タチ」(=白子)を赤穂の塩で練り上げたかまぼこです。家庭の食卓にもよく並び、調理法も実に様々です。最北の珍味は日本酒や焼酎にもよく合います。

文 辻原 真由紀
写真 幸 秀和

2016年07月12日

献立紹介

【「利尻らーめん味楽」のかけラーメン】北海道・利尻島

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利尻島のラーメン店「味楽(みらく)」さんでは、利尻産の利尻昆布だしをふんだんに使ったスープを提供しています。その昆布の量は通常の5倍。お食事の〆の「かけらーめん」としてシンプルに麺とスープをお楽しみください。

文 辻原 真由紀
写真 幸 秀和

2016年07月12日

物販紹介

【おだしのりせんのだしパック】北海道・利尻島

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昆布が豊富な利尻島の家庭では、必ず昆布だしをとる習慣があります。利尻島産昆布と鹿児島県本鰹節を使用し、食塩・化学調味料は一切使用しておりません。

文 辻原 真由紀
写真 幸 秀和

2016年07月12日

物販紹介

【北りん道 昆布からのお塩】北海道・利尻島

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昆布を湿らせ、乾かす作業を繰り返して作ったお塩。その際に昆布の表面にできる白い色の旨味成分と甘い天然塩を合わせて粉末にしました。

文 辻原 真由紀
写真 幸 秀和

2016年07月12日

物販紹介

【利尻島産・利尻昆布】北海道・利尻島

_IGP1782「リシリコンブ」とは、利尻島・礼文島付近で採れるコンブの学名で、味が濃く香り高い透明な澄んだだしが取れるのが特徴です。その上品な味わいは、京料理などでも珍重されます。

文 辻原 真由紀
写真 幸 秀和

2016年07月12日

献立紹介

【ほっけのちゃんちゃん焼き】北海道・利尻島

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「ほっけは買うものではなく貰うもの。」
利尻の人々はそう言い、島では釣ったほっけをご近所におすそ分けする光景を見かけます。島でちゃんちゃん焼きと言えば、ほっけに甘辛い味噌を乗せて味わいます。脂ののった旬のほっけの身の表面を香ばしく炙りました。

文 辻原 真由紀
写真 幸 秀和

2016年07月02日

お知らせ

【新店舗でオープニングスタッフを募集してます】

みなさま
いつもご来店いただき、誠にありがとうございます。
この度、福岡店を立ち上げることになりました。
福岡店のオープニングスタッフ、
神楽坂店のスタッフ、アルバイトを募集いたします。

「募集要項」「離島キッチンとは」「食材探しの島旅」
こちらも合わせてご覧下さい。

日本仕事百貨)募集要項
http://shigoto100.com/2016/07/ritokitchen.html

BS朝日 Fresh Faces 〜アタラシイヒト〜)離島キッチンとは
https://www.youtube.com/watch?v=pvOq5508AfU

日本テレビnews every)食材探しの島旅
http://www.ntv.co.jp/every/feature2/20160526.html

2016年07月02日

行商日記

行商日記 第19回

脳内天気図に曇りマークが点灯した翌日、ぼくは山手線のホームへと向かいました。
企画をつくる時の癖として、ぼくは山手線に乗って一駅ずつ降りる習性があります。

一駅ずつ降りてブラブラすると、まったく性格の異なる友人と順番に話をしているような心持ちになり、何かしら新しい発見があったり、自分の知らない世界に出会えたりするためです。

そういえば、ぼくがまだ小さな子供で秋田に住んでいた頃、
汽車(秋田では電車ではなく汽車と呼んでいました)で背中に大きな籠を背負って、
山菜を行商しているおばあちゃんに出会ったことがありました。

ふと、そんな記憶を思い出しながら、ぼくは「上野駅」で降りました。
アメ横を散歩していると、スルメやマグロの柵やお菓子や海藻を売るお店がたくさん並び、なんともいえない東南アジア的な香りが漂ってきます。また、寅さんに似た風貌のおじさんが台の上に立ち、「閉店セール、80%引き」とブランドものか偽ブランドか分からないバックを手にして、しゃがれた声を張り上げていました。

アメ横から上野公園、不忍池、寛永寺や国立科学博物館のあたりをぐるぐる巡り、
何かアイデアのかけらが落っこちていないか、目をキョロキョロさせながら歩き回りました。

そして、ぼくは西郷隆盛の銅像の前で立ち止まり、何気なく銅像を見上げます。

一緒に散歩している犬の方が西郷さんよりかっこいい顔をしているなと思った瞬間、
何かしら「電流」のようなものがぼくの身体に流れました。

その後、脳内天気図に雷マークと雨マークが激しく点灯し始めます。
何だろう?何を察知したんだろう?ぼくは必死に察知した「何か」を探り始めました。

「……なるほどね」

ぼくは、ようやくアイデアの尻尾をつかみ、その場でニヤニヤし始めました。
昼下がりに西郷さんと犬の銅像を見上げて、一人でニヤニヤする30代の男。
その時のぼくの姿は不審者の域を通り越して、誰もが気持ち悪がっていたに違いありません。

ちなみに、つかんだ尻尾の先には「列藩同盟」がありました。長州藩と薩摩藩が手を結んだように、日本中の離島同士が手を結ぶような情景が、明るい色彩とともに頭の中に現れはじめます。

ラブ&ピース。
ぼくは他人の迷惑を顧みず、一人、銅像の前でニヤニヤし続けていました。
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文 佐藤 喬
写真 幸 秀和