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2018年12月30日

島カメラ会

島カメラ会 1日目 宗像大島・秋季大祭 前日(1)【更新終了しました。これまでご覧いただきありがとうございました】

 

2018年10月21日

 

福岡県の宗像にある「大島」。
福岡で一番面積が大きい島で、2017年には「神の島」・沖ノ島と共に世界遺産に認定され、近年観光客で賑わうようになった。
この島で、毎年春と秋に宗像大社にまつわる祭りが開催されるという情報を聞きつけたので、行ってみようと心に決めた。

 

宗像大島に足を運ぶのは、人生で 2 回目。
交通費が比較的安く、アクセスが良いので、早起きさえすれば「ちょっと今日行ってみようかな」感覚で日帰りで行ってしまう。
島人の知り合いも何人かでき始めたので、観光客とはまた違う気持ちで島に足を運んでいるのが、くすぐったくて、なんだか嬉しい。

 

港からはフェリーで 20 分。高速船で 15 分。
ぼーっと海を見ていたらいつの間にか島に到着している。
離島にしては早い到着の船旅だ。

 

大島の地を足で踏みしめたのを確認し、ターミナルへ向かった。

大島フェリーターミナルは、白が基調の綺麗な港で、船を待つ島人や観光客の憩いの場にもなっている。たくさんの人の声が飛び交う。

「レンタサイクルはいくらでしょうか?」「 1 日 500 円です」
「おとうさーん!見て見てー!」「走り回らんとー!!大人しくしとき!」
「なんかお土産買っていこうかな〜」「お酒がある!あとで海辺で飲もうよ!」
「おはよう、○○さん」「あら〜おはよう!今日は天気の良かね!足は大丈夫と?」

 

そのままターミナルで電動機付き自転車を借りた。
島中あちこち走り回る開放感といったらたまらない。
たまに車に出くわした時は心臓が止まりそうになることもあるけれど、それもまた醍醐味。

 

急勾配の坂でも電動機付き自転車はへっちゃらにぐんぐん進む。
10 月なのに動くとまだまだ暑く、長袖を捲り、タオルで汗を拭う。
通り過ぎる島の風景をあちこち眺めながら、どこへ行こうかと考えて走らせる。

 

そういえば、ターミナルの島のおねえさんが
「飛ばしすぎて事故る人が多いけん、気をつけんばよ〜」と声を掛けてくれたのを思い出した。
わたしは、少しスピードを緩めてみた。

 

 

そうだ、まずは沖津宮遥拝所へ足を運ぼう。
明日の秋季大祭の祭場で、開いた扉から沖ノ島を望むことができる。
せっかくかんかん照りなのだから、沖ノ島が見えるかもしれない。

 

写真・文章 佐々木愛実

2018年12月17日

島カメラ会

島カメラ会 0日目


どうも、初めまして。「島カメラ会」の佐々木と申します。
離島キッチンの福岡店に新卒入社で働き始め、あと 3 ヶ月で 2 年が経とうとしています。

 

実は、入社前どころか面接を受ける前までは、特に「離島」という存在について全然考えたことがありませんでした。
出身が長崎でそこら中に島があるけれども、ただそれだけでした。
日常的に周りにあり、住んだこともあるので、特に何も考えず過ごしてきたのです。
五島出身と聞けば、「へえ〜遠いところからやって来たねえ」と思うくらいでした。

 

ところが、離島って知れば知るほど、いろんな人がいて、すんごい風景があって、面白いお祭りがあって、独特の方言で喋って、酒飲んでばっかりで、温かみもありつつよそ者を省く対極的なところもあって、面白いな〜と感じながら働いている日々です。

 

その離島ならではの面白さを共有したいと思い、「島カメラ会」を始めようと思い立ちました。
私が感じたことは、離島に行ったことのない人、離島に興味がない人、離島が遠いから旅先から省いている人、移住先に考えない人・・・多くの人がまだ感じたことのない感情だと思うからでです。

 

「面白さ」が島の入り口になることで、島に興味を持つ人が増えてほしい。
移住、後継者問題の解決口に繋げたい。島を盛り上げるきっかけに繋げたい。
実際に行動して島に行ってほしい。島の良さ良くなさを知ってほしい。
島に行くまでの案内人として、島の魅力をこれから伝えていきます。
島の写真を添えて。

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そして、個人的に企画している「離島カメラ会」という企画があります。

 

テーマは、「福岡から行ける離島」。

 

それぞれが感じた離島の魅力を感じて欲しく、都会に住むカメラを趣味とする仲間を連れて行く離島旅の企画をしています。あわよくば島の発信もしてもらう。島にも参加者にも美味しい企画です。

 

第 3 回まで開催し、そろそろ第 4 回も開催予定です。
そちらのご案内、開催様子も執筆していきます。

 

それでは、1 日目の投稿は、福岡県の宗像市にある「大島」の秋季大祭より。
よろしく、どうぞ。

 

文  佐々木 愛実(ささき めぐみ)
写真 廣瀬 孔明(ひろせ こうめい)