2018年01月29日
移住入門
移住入門 第23回【更新終了しました。これまでご覧いただきありがとうございました】
新年明けましておめでとうございます。
4月から始まった小豆島暮らしも、あと数か月で1年が経とうとしています。
先日は雪がちらつき、名所である寒霞渓では積もるほどの雪が降ったそうです。
そんな冬の寒さのピークを迎えた小豆島です。
少し遡る話ではありますが10月から12月にかけて
小豆島では、島随一の特産品であるオリーブの収穫が行われました。
島内には全国紙の朝刊の一面広告等でよく見る、某オリーブ農家が持つ数千、数万本単位の大規模農園から個人で所有する数本の園地まであります。
また小豆島ならではなのが、街で見かけるオリーブの街路樹にもしっかりと実がついていることです。
東京などでは店先や街路樹、家のシンボルツリーとしてよくオリーブが植わっているのですが、実がついているのはほとんどないかと思います。
そんなオリーブ一色の小豆島では、脚立と収穫袋のセットをもって収穫している様子をあちらこちらで見ることが出来ました。
私自身もオリーブに関わる仕事しているので、この収穫時期が繁忙期で
朝から晩までひたすらオリーブの実をちぎっていました。4、5メートルほどの大きな木になると1本の木から10kg、20kgもの実が取れることもあります。
小豆島で多く栽培されている「ミッション」と呼ばれる品種が一粒大体2.5gですから、1本の木から数千もの実を収穫する結構大変な作業です。
1本の枝に数十粒もの実をつけているので、枝から実をしごくようにして収穫していく。その繰り返し作業がオリーブの収穫です。
あっという間のオリーブ繁忙期の3か月。
そして収穫されたオリーブは搾られた後に、オリーブオイルを中心とした製品となって販売されています。流通も決して多くない小豆島産オリーブですが、ネット販売や専門店で買うことができます。
機会があればぜひ小豆島の香りを味わってください。
つづく