福岡店の今月の島

「花の浮島」北海道・礼文島

北海道の北部、稚内の西方 60 km の日本海上に位置する礼文島。福岡からのアクセスでは交通機関の所要時間のみで最短 6 時間・最長 10 時間かかる、九州からはそこそこ距離がある北の島です。飛行機、電車、船……空陸海すべての航路を駆使する有意義な旅先です。
その名前はアイヌ語「レプンシリ」に由来し、「沖の島」という意味の、日本海に位置する最北の離島です。南北 29 km、東西 8 kmの細長いこの島は、太古の昔、大陸から切り離されたことで、奇跡的な自然が今なお残されています。
最大の特徴は、色とりどりの 300 種類もの高山植物です。本州では 2000 m 級の高山でしか見られない植物が、礼文島では海抜 0 m から見られます。特に 6 月は島中が花々に包まれ、この景色を求めて愛好家が大勢訪れます。
また、礼文島には、自然や景色を楽しむ「歩くための道」がいくつもあります。外国人観光客にも人気の「桃岩展望台コース( 5.7 km・約 3 時間)」や、花だけではない海蝕崖が生み出す礼文島西海岸の展望も楽しめる「岬めぐりコース( 12.4 km・約 5 時間 40 分)」など、7 つの【トレイルコース】があります。歩く道の先には、礼文の壮大な景色や、きれいな花々、島の人達が、皆さまが訪れるのを今か今かと待っています。
そして、礼文島最大の魅力は、豊富な海産物です。再北限に位置する礼文の海は極寒で、冬の水温はほぼ 0 度。この冷たさが、最高級のホッケやタラ、タコや鮭をたくましく育てます。今回は、その厳寒の地で育った海鮮物・郷土料理を中心にご提供します。冬ならではの礼文の魚をどうぞお楽しみください。
※「トレイル」とは、森林や里山、海岸、集落などを通る歩くための道。

今月の夜の特別献立(福岡店)

タラフライ

今が旬の鱈(タラ)をフライにしました。
寒い海で獲れる白身魚で、海水温度が 2 〜 4 度ほどである
北海道周辺に多く生息しています。
口が大きく何でも食べる大食漢として知られ、
「たらふく食べる」に「鱈腹」 の字をあてるほどと言われている魚です。
身は柔らかく脂肪の少ない白身が特徴で、
淡白な中にも旨味があります。

礼文のおつまみ2種盛り(ギスコ、ホッケの燻製)

礼文名物の「ギスコ」は、
ギスカジカという魚の卵を醤油漬けにした珍味のこと。
そして、もうひとつの名産であるホッケを
新鮮さそのままに燻製にしました。
しっとりとしていて旨味が凝縮されています。
北からの冷たいリマン海流と、南からの暖かい対馬海流が交わる
礼文の海で育った海鮮物の滋味2種をどうぞお召しあがれ。

ホッケのちゃんちゃん焼き(ハーフサイズ)

「ちゃんちゃん焼き」とは、鮭などの魚と野菜を焼いて
味噌などで調味した北海道の漁師町の郷土料理。
今回は、開いたホッケに味噌とネギを乗せて焼いてご提供します。
礼文島のホッケは身が厚く、脂ものっています。
柔らかいホッケの身と味噌がよく合い、
ごはんにもお酒にもぴったりです。

鮭のホイル焼き

礼文の冷えた海で育った鮭は、
「身の締まり」がよく、キメの細かい線維に旨味が凝縮されています。
「脂乗り」が際立つように作られた
養殖ものとは違う鮭本来の香りをお楽しみ下さい。

ホッケの煮付け

120 ℃ の高圧釡で、礼文島のホッケを
骨まで軟らかく食べられるようにしました。
礼文のホッケを全て食べてもらいたいという
生産者の熱い想いが伝わる一品です。

タラの白子ポン酢

今がまさに旬の鱈の白子は、
口の中でトロトロに溶けていく食感と、臭みの全くない濃厚さが特徴。
淡白な味の鱈に比べ、クリーミーな味わいがとても美味しいです。
今回は、壱岐のゆずポン酢をかけてさっぱりお召し上がりください。

※鮭のホイル焼き、ホッケの煮付け、鱈の白子ポン酢は、
メニューにない日もございますので、あらかじめご了承ください。

「花の浮島」北海道・礼文島の場所