福岡店の今月の島

鹿児島県・奄美大島

エメラルドグリーンの海が広がる南国の島、奄美大島。人口は約 4 万人、面積は 712 km² 。国内で佐渡島に次ぎ 2 番目に大きい離島です。 鹿児島と沖縄の間に位置するため、薩摩文化や琉球文化などの影響を受けながら、独自の文化が発展してきました。
代表的な郷土料理の「鶏飯」は、薩摩藩の役人をもてなすための高級料理でした。『みなとや』初代館主・岩城キネさんがアレンジを加え、家庭の味として広く楽しまれています。「黒糖焼酎」は、米・黒砂糖(サトウキビ)を用いて作られます。1953 年、日本返還による振興策の一環として、黒糖焼酎を製造できるのは奄美大島を含めた奄美群島のみ、と制定されました。島の誇りといえる特産品です。また、1300 年の歴史をもつ「大島紬」は、世界三大織物にも選ばれる日本を代表する織物です。〝染め〟〝織り〟に 30 近い工程があり、一反が織られるのに半年以上もかかります。
自然も豊かなこの島は、ルリカケスやオカヤドカリ、ジュゴンなどの絶滅危惧種の天然記念動物が生息しており、奄美市住用町に日本では西表島に次ぐ広さのマングローブがあります。そして、あまり知られていませんが、奄美大島はキリスト教の信仰が多い島でもあります。「奄美カトリック迫害」という歴史の爪痕があり、島内各地の集落にキリスト教会が根付いています。
昔ながらの知恵や技術、歴史を守りながら、新しい変化も受け入れてきた。そんな南の島からの恵みをお届けいたします。

今月の夜の特別献立(福岡店)

ウヮンフネ(豚骨煮)

豚のアバラ肉や軟骨を、黒糖焼酎や味噌などで長時間煮込んだウヮンフネ。
正月を迎える大晦日に、豚一頭を用いて作られる奄美大島の郷土料理です。
甘辛く柔らかな身は、ビールにも黒糖焼酎にもよく合います。
島の正月を彩る特別料理をこの機会にご賞味ください。

島豚みそ

奄美大島の味噌は調味料だけでなく、おかずとして食べるものがあります。
魚、豚肉、イカ、ソテツなど様々な食材を使います。
今回は、島豚を使った豚みそをご用意いたしました。
奄美特有の食文化を味わってください。

奄美のつきあげ

瀬戸内町にある『 上原のかまぼこ つきあげ店 』のつきあげは、
50 年以上つきあげを作り続ける、上原シズ子さんのお手製です。
「つきあげ」とは、魚のすり身にいろいろな野菜を使った油で揚げる練り物。
かまぼこやはんぺんとは異なり、すり身を蒸さずにそのまま揚げるのが特徴です。
毎日早朝から休まず作り続けるつきあげには、
シズ子さんの愛情と情熱がたっぷり詰まっており、
もちもちぷりぷりした食感がたまりません。
優しい味でとてもほっこりします。

油ぞうめん

奄美大島や徳之島などの奄美群島でよく食べられる家庭料理です。
固めに茹でたそうめんに油と出汁をからめて炒める、シンプルな炒め料理です。
島ではいろいろな野菜や豚肉などを炒めた後に盛り付けることもあるそうで、
栄養たっぷりの油ぞうめんは島民から愛されています。
今回は、ニラのみでシンプルに仕上げるといった作り方に習い、ご提供いたします。

鶏飯(けいはん)

薩摩支配時代、役人をもてなすために作られたという郷土料理。
ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸、漬物、ねぎ、海苔などのいろいろな具材をご飯にのせ、
鶏ガラスープをかけて完成します。
島では給食にも出されるため、現在でも子どもから大人まで愛される奄美の代表食です。

紅さんご(黒糖焼酎)40度

奄美大島開運酒造の黒糖焼酎「紅さんご」
日本の麹文化で醸し出した原酒と、西洋の樽貯蔵技術を活かした
常圧蒸留・長期間熟成の焼酎です。
琥珀色にときめくジャパニーズ・ラム的風味を醸し出した原酒を、
黒糖焼酎のまろやかな風味と樽の芳香とほのかな甘さを壊さないように、
奄美群島最高峰「湯湾岳」の伏流水で割りました。
より深く、より広く、味と香りが整えられています。
40 度を思わせないまろやかな風味と、樽の芳香さを蓄えた高級ラム酒のような味わいが特徴です。

鹿児島県・奄美大島の場所