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2017年07月26日

離島入門

離島入門 第20回 食材探しの旅 利尻島 12

お腹がすいたけれど、何が食べたいのか分からない。という経験、
みなさんにはないでしょうか。
何か作ろうと思ってスーパーに行っても、売り場で何を買おうか結局決まらない。
私にはそんな時がたまにあって、ああ、疲れ気味かなあ、と自己の体調のバロメーターにしています。
往々にして、本当は食べたいものがあるはずなのですが、疲れや悩みや不安がその邪魔をしている気がします。そんな時はしっかりと睡眠をとって心と体に耳を傾ければ
本当に自分の食べたいものが見えてきます。

利尻島滞在 3 日目にして早くも己の健康的なペースを掴んだ私には
「あれが食べたい!」 という欲望が溢れてきました。
利尻島3日目の朝

利尻島には二つの町があります。この日は私が滞在していた利尻町のお隣、
利尻富士町を回る予定にしていました。
案内してくださったのは役場と地域おこし協力隊の方。
これが、今日私が訪ねたい所と希望するスケジュールです!と、紙をお渡しします。
紙には時間、場所、行動の欄にはもはや行うことではなく
その時間に食べているであろうものが書いてあります。
早速、そのスケジュール通りに富士町の旅に出ることに。

11 時。寺嶋菓子舗さんのプリン。
利尻プリン
クマザサという北海道に自生する笹を使っており、口に入れると香りがする。
ここのお店には利尻山を模したメレンゲ菓子もある。

12 時。亀一さんのハスカップソフト。
万年雪ソフト
濃厚なソフトクリームの甘酸っぱいハスカップソース。
代表の山田さんはおもてなし精神あふれる方。デパートでの催事も行なっている。

13 時。TSUKI CAFE さんのチョ昆布ラウニー
(ラム酒漬け昆布入りのチョコブラウニー)
チョ昆布ラウニー
島食材を使ったケーキ。温める方が食感と香りがして美味。

14 時。利尻ホテルのこんぶらん。 (昆布を使ったモンブラン)
こんぶらん
見た目が美しく上品。ネーミングセンスも素敵。

一歩下がった位置で「まだ召し上がるんですね」とつぶやく、同行してくださった
利尻のみなさんの笑顔が心なしか引きつります。

ここまでくるともはや勉強じゃなくて、食べたいだけなのでは?
と疑問を抱かれるかと思いますが、私には一つの密やかな野望がありました。

それは、島食材のデザートをお店で出すこと。

結局この時は、お店で出すものを決めきれずに実現することは叶いませんでした。
この夢は次なる私の企画、約半年後の伊豆大島企画の際に実現するのですが、
そのお話は、また今度。

写真 文
辻原 真由紀