掲示板

2017年05月01日

献立紹介

【トビウオのフライ】東京都・青ヶ島

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トビウオ漁は限られた期間(三月末から五月初め)で行われるため、
春トビは島民にとって大切な季節の贈り物です。
島のおすすめの食べ方であるフライは、上品で柔らかなトビウオの食感をお楽しみいただけます。

文 小林 理恵子
写真 幸 秀和

2017年05月01日

献立紹介

【ひんぎゃの塩キャラメルアイス】東京都・青ヶ島

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ひんぎゃの塩をたっぷり使ったアイスは離島キッチンオリジナル。 
甘味の中に残る塩気がたまらない逸品です。 
さっぱりとした〆に、食後のデザートはいかがでしょうか

文 小林 理恵子
写真 幸 秀和

2017年05月01日

献立紹介

【ひんぎゃの塩麹漬け豆腐】東京都・青ヶ島

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青ヶ島村製塩事業所、ひんぎゃの塩を使った塩麹でお豆腐を漬けました。青ヶ島近海の海水を青ヶ島の火山噴気孔から吹き出す蒸気熱でじっくり温め、 結晶化させた無添加の自然塩です。生産量が少ないため、幻の焼酎と呼ばれる青酎と一緒にどうぞ。

文 小林 理恵子
写真 幸 秀和

2017年05月01日

献立紹介

【とびくん茶漬け】東京都・青ヶ島

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たった一隻のとび船で水揚げした貴重な春のトビウオを一尾一尾丁寧にさばき、 
池ノ沢の伐採木や倒木を薪にして燻した一品は青ヶ島整備工場(good one)社長お手製のもの。 あおがしまふぁーむさんお手製の鬼辛もお好みで。

文 小林 理恵子
写真 幸 秀和

2017年05月01日

献立紹介

【男爵イモの酢の物】東京都・青ヶ島

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火山の大地であおがしまふぁーむさんが丁寧に育てた男爵イモ。
じゃがいも本来の甘味と食感をお楽しみいただけるように、さっぱりとした酢の物に仕上げました。青ヶ島で採れた新じゃがをお楽しみください。

文 小林 理恵子
写真 幸 秀和

2017年05月01日

移住入門

移住入門 第4回 

小豆島へ移住してある日のこと。
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瀬戸内海の春の風物詩でもある濃霧の様子です。

この日は高松、小豆島、宇野(岡山県)などを発着する多くの船便が欠航となりました。停船勧告と呼ばれる指令が海上保安庁より発令され、各フェリー会社が運航を取りやめたためです。
この停船勧告は瀬戸内の島々に住む人にとっては馴染なものらしく、
3月から6月にかけて濃霧が発生しやすいこの時期に発令されるそうです。
いろいろと詳しい条件はあるそうですが、
視界が500メートル以下となるのが1つの基準。
四国山地から下ってきた暖かく湿った空気が瀬戸内海の冷たい海風によって冷やされ、そして空気中に含まれる水蒸気が霧となってこのような濃霧を生み出します。

このような停船勧告が発令される裏側には、紫雲丸事故と呼ばれる瀬戸内海で起こった船の事故があるそうです。
1955年に発生したこの事故は、宇野港(岡山)と高松港を結ぶ、紫雲丸と第三宇高丸が濃霧の中、運航し衝突して沈没。
修学旅行中の生徒などを乗せた船は児童を中心に168名の犠牲者を出し、国鉄戦後五大事故にも数えられるほどの大事故となりました。

自然現象による船の欠航は小豆島に限らず、日本の多くの島々でよくあることですね。
特に東京の秘境、そして離島キッチン5月の島特集でもある青ヶ島の船の就航率は50%ほどとか。
島に行かれた方で、一度はこのような経験をされた方が多いのではないでしょうか。

移住する前までの生活では電車が動かなければバス、バスがダメならタクシーなど選択肢があって、どうにか目的地まで辿り着くことができたのですが、島では船だけ。
大体のことは島内で解決するのですが、それ以外のことが必要で島外に行かないといけないとき。そして緊急性を要されるとき。
こんなときに「停船勧告」に被ってしまったら・・・。

良いことも多いのですが、何かと難しい島での生活です。
この春の風物詩を日常と受け入れるようになれば、島の人となれるのでしょうか。

つづく。

2017年04月27日

移住入門

移住入門 第3回

離島キッチンの運営母体がある海士町(島根県・隠岐諸島)では
「ないものはない」は下の二つの意味があります。
1 無くてもよい 2 大事なことはすべてここにある

そして小豆島でも「ないものはない」
島内でなんでも揃います。

小豆島へ移住して、早一か月が経ちました。

新しいこと尽くめのこの一か月は、あっという間に過ぎ去っていきました。
島生活は意外にも不便を全くって言っていいほど感じることはなく、
陸地部でのスーパーと同じような値段で買い物ができて、コンビニもあって、
ファミレスも、家電量販店も、病院も、
何から何まで揃います。

さて、皆さんがお住まいの所では桜は散ってしまいましたでしょうか。
東北、北海道などを残して多くの場所では散ってしまったのだと思います。
もちろん今は散ってしまいましたが、ここ小豆島でも4月の中頃に満開を迎えました。

桜といえば桜遍路。

ここ小豆島では四国にある八十八ヵ所霊場と同じように、
島四国や小豆島霊場と呼ばれている八十八ヵ所の霊場があります。
その八十八ヵ所の霊場では、八十八の桜を楽しむことができます。
それは、小豆島を桜遍路にしたいと小豆島の高校の先生が1993年から始めた取り組みです。
八十八ヵ所のそれぞれの境内に1種類ずつ種類の違う桜を植えていきました。
土壌条件やシカの被害などで現存する桜の数は半数ほどになってしまいましたが、
いずれかは全ての霊場で桜が見られるよう目指していくそうです。

これは、太白。
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小豆島霊場第85番 本地堂
イギリスの桜研究家であるイングラム(C.Ingram)が栽培していたものを、
1932年に逆輸入して「太白」と名付けられたそうです。

そしてこれは、飴玉桜。
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小豆島霊場第22番 峯山庵
私の出身地である神奈川県の真鶴半島で自生している桜。
つぼみの形が飴玉に見えることからこの名が付いたそうです。

桜と言えば、ソメイヨシノや枝垂れ桜くらいしか知らない私からしてみれば、
こんなにも桜の品種があることに驚きました。
(日本には600種類以上の桜があるそうです。)
ましてやこの小豆島で出会えるなんて思ってもみなかったことです。
樹形や花の色、花びらの着きかたなど一つ一つ違う形をもった桜の奥深さに少し触れることができたような気がします。

また来年の春のシーズン、桜遍路を楽しみに小豆島へ来てみてはいかがでしょうか。

つづく。

2017年04月19日

移住入門

移住入門 第2回

みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。
小豆島では各所で桜の花が開きそして散っていく。
季節を象徴する桜の開花の一連によって、暖かさと共に春らしさを実感できるようになってきました。

さて、小豆島へ移住したわけではありますが、小豆島での生活をお届けする前に、
私が小豆島へ移住したきっかけを何回かに分けてお送りしたいと思います。

まず、私が初めて小豆島を知ったきっかけは、
ダイハツの「日本どこかで」というテレビコマーシャルを見たときでした。
俳優の吉岡秀隆さんが演じるお醤油を作る職人さんを父に持つ人物が、父親が病気で倒れたことを機に家業を継ぐために故郷の島へと戻る、そんな内容のコマーシャルです。
この故郷の島が小豆島で、島の自然風景や街並みを背景に物語は進んでいきます。

特別代わり映えのしない風景、街並みなのかもしれないのですが、
映像の中で動くものは少なくそしてゆっくりと動いてく様子に、
正反対の都心部での生活にしんどさや窮屈さを感じていた私には、
心が休まる映像でした。
この映像が頭から離れず、ロケ地を調べたところ「日本のどこかで」ある小豆島を知ることとなりました。

コマーシャルが放映された時期は当時高校3年生、2012年だったと思います。
相変わらず小豆島の映像が頭から離れない私は、
心休まる地を求めて翌年2013年に初めて小豆島にいく事となります。

2013年12月。
宇野港(岡山県玉野市)から土庄港(小豆島)へ向かうフェリーに乗り込み島へ渡りました。
冬の瀬戸内海、当然のように寒さが厳しい季節ではありますが、外の風に少しだけあたりたいと、そんなふとした考えで屋上の甲板デッキにあがりました。
そして私は次のような景色を目にしました。

島が浮かんでは消える。

船は瀬戸内海の島々を縫うように走り、
船から島までの距離が一本一本の樹形がわかるほど近い距離を航海していきます。
一つの島が浮かべば、もう一つの島が消えていく。
そして更なる島が浮かんでくる。消えていく。その繰り返し。
たった一言で表せる景色ではありますが、不思議な体験で飽きることのないその連続する景色が美しい。
船上での出来事は寒さを忘れるほどの衝撃的なものであり、終始甲板デッキに張り付いたまま土庄港へ到着したことを覚えています。

この景色こそが私にとって、瀬戸内海の始まりであります。DSC_0146

つづく。

2017年04月12日

移住入門

移住入門 第1回

みなさま、おはようございます、こんにちは、こんばんは。

4月となり入学式や入社式など何かと新しいことが始まる季節ですが、
私はブログを始めたいと思います。

今年の春まで離島キッチンでアルバイトととして働いていました、ハマクボです。
主にホールを担当していましたので、ご来店いただいたお客様は、もしかすると接客させていただいたのかもしれません。
(いつもsakana Japonの前掛けをつけていました。これは壱岐島(長崎県)にある、
みなとやゲストハウスさんの前掛けです。)

離島キッチンでは、島食材の知識や調理など島に関することに精通した社員の方々が
中心となって店舗を運営しておりますが、
私のような学生アルバイトも従業員として一緒に店舗を盛り上げています。
5、6人ほどの学生アルバイトが居たのですが、
みんな島が好きで島に縁のある人ばかりでした。
対馬(長崎県)出身の子や新島(東京都)出身の子。
インターンシップやボランティア活動を通じて奄美群島(鹿児島県)や
利島(東京都)、粟島(新潟県)と関わりのある子などなど。

そんな私も島が好きな一人として働いていました。
島と言っても日本には北から南まで数多くの個性あふれる島々がありますが、
私が特に思い入れがある島は瀬戸内海の島々です。
学生時代には、小豆島(香川県)に旅行へ行ったのを機に、
瀬戸内海の島々を何度も旅行で訪れてはインターンシップに参加したり、
豊島(香川県)でのオリーブ収穫のアルバイトをするなど、
どっぷりと島に浸かった学生時代でした。

さて、私ですが先に述べたように、今現在離島キッチンのアルバイトを辞めております。先月、大学を卒業し就職しておりますが、就職先がちょっと変わった就職先です。

そうなんです、島の企業に就職をしました。

新卒、社会人一年目、Iターン、島移住。
決して多くはない選択だと思います。
22年間の多くの時間を過ごした都心部から離島への引っ越しです。
これからどんな生活が待ち受けているのでしょうか。

そんなこんなで私は、瀬戸内海に浮かぶ島、
小豆島へ移住しました。
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つづく。

2017年04月01日

お知らせ

【営業時間のお知らせ】

「神楽坂店」
4月3日(月)社員研修のため、休業いたします。

「福岡店」
4月4日(火)より営業時間が変わります。
営業時間:11:30〜14:00 18:00〜22:00
     L.O. 21:00

ご来店を予定されていた皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、
宜しくお願いいたします。