2017年07月01日
移住入門
移住入門 第12回
小さいときは空遠くに飛ぶ飛行機を見るのが好きでした。
「あの飛行機進んでいるのかな」と感じるくらい遠い空を飛んでいる飛行機です。
そしてそれと同じくらい海を行き交う船をぼっーと眺めるのが好きです。
海路の大動脈を成してるこの海は、右から左、左から右へと貨物船や漁船やら多種多様なたくさんの船が行き交います。
船は速度が遅い分ちょっと遠い所高い所から海を見下ろせば、
本当に止まっているじゃないかなってくらい不思議な光景です。
絵のような風景を眺めている時間は至福なひと時です。
さて、島って時間がゆっくりと流れているイメージがありませんか。
生活にも慣れ色んな余裕が生まれた今日この頃、
この時間感覚を意識するようになりました。
都会の高層ビルみたいに太陽を遮るものがないので、
1日をかけてゆっくり昇っては沈んでいることを実感します。
渋谷のスクランブル交差点のように常に車、人がひっきりなしに動くことはなく、
目で追うものが少ないのでなにかとゆっくりと感じます。
分刻みで運行する電車に合わせて予定を組む必要もなく、
ここではあんまり時計も見ることなく時間を意識することが多くはありません。
都会での生活に慣れ親しんできた分、余計に強く感じるのかも知れません。
自然との距離感の近さを感じながら過ごす毎日です。
たまには見るものやること何もかもが常に動いている日々があってもいいかもしれませんが。今日も朝日が昇り、夜風と月夜がなんとも綺麗な島の一日です。
つづく。