今月の島

東京都・青ヶ島

東京都に所属する大自然に囲まれた島、青ヶ島。
本州の東京都区部からは三五八・四キロメートル南方に位置し、世界でも珍しい二重カルデラの構造をした島です。人が住む集落は青ヶ島では北部に二つありますが、番地はなく「青ヶ島村無番地」という住所が正式に使用されています。

火山の水蒸気の噴気口である「ひんぎゃ」を利用し、身体を温める為のサウナや地熱釜にしたり、また塩を作ったりと島の方々は自然にあるものを上手に生活に取り入れています。ひんぎゃで身体を温めることを、島では「かしける」と言うそうです。しかし、一七八五年の大噴火により家屋が全滅し、約四十年にわたり、青ヶ島は無人島となりました。その後、旧青ヶ島島民達は青ヶ島に帰還を果たし、その事は「還住」という言葉を用いて表現されています。また、古くから宴会や日常生活の中で太鼓を叩く文化があり「還住太鼓」と呼ばれています。

故郷へ還り住む。幾度の困難を経てたどり着いた島民は、太鼓と島唄に想いをのせて、島の人全員が家族のように、採れた食材を分け合っています。
まだまだ知られていない秘境の食材をお楽しみください。

東京都・青ヶ島の場所